山村 隆徳

Takanori YAMAMURA

国際開発12年のPCMで
新事業を論理的に設計する専門家

2004年にPCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)を習得後、日本財団・外務省の国際開発プロジェクトで12年間、プロジェクトマネージャー・PCMモデレーターとして活動。

ミャンマーの農村部100村以上を訪問し、学校建設・村営収益事業など複数のプロジェクトを主導。日本財団・外務省草の根案件など総額1億円以上のプロジェクト立案・管理に携わる。

英国国立ウェールズ大学でMBA取得後、ミャンマーの日系ベンチャー企業の副社長として経営を経験。

帰国後、国際開発の現場で鍛えたPCMを日本の中小企業の新事業立案に応用するため独立。経営革新計画策定支援の専門家として兵庫県・大阪府を中心に活動中。

私のストーリー

PCMとの出会い

2004年、私はPCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)という手法に出会いました。

国際開発の現場に入ったばかりの私にとって、PCMは衝撃的でした。「なぜこの事業が必要なのか」「誰の何を解決するのか」「何をもって成功とするのか」——曖昧になりがちなこれらの問いを、論理的に構造化する力がPCMにはあったからです。

以来、私はこの手法を現場で使い続けることになります。

100を超える村落での実践

ミャンマーの農村部に赴任した私は、100を超える村落を訪問し、地域コミュニティの実態を肌で感じながら活動しました。

その経験の中でPCMは、プロジェクト形成の場面で力を発揮しました。現場で見聞きした複雑な問題を頭の中で整理し、PDM(プロジェクト・デザイン・マトリックス)として構造化する。「誰の・何を・どう解決するか」を論理的に組み立てることで、実行可能なプロジェクトの骨格を作り上げていきました。

村長・村落開発委員会・地域住民・現地NGO・国際機関——立場も言語も価値観も異なる多様なステークホルダーが関わる現場では、プロジェクトの論理構造が曖昧なまま進むと必ず迷走します。PCMで事前に整理された計画があるからこそ、関係者間の議論に一貫した軸を持たせることができました。

結果として、35の村で学校建設・村営収益事業を立ち上げることができました。日本財団・外務省草の根案件を含む総額1億円以上のプロジェクトを、計画から実施・評価まで一貫して担当しました。

この経験の中で、私はある確信を持つようになりました。

「PCMは、どんな複雑な問題も整理できる。そして整理された問題は、必ず解決への道が見える。」

MBAで「経営」を学ぶ

現場での経験を積む一方で、私には一つの疑問がありました。

「なぜ社会開発は、助成金や寄付に頼り続けなければならないのか。」

どの国でも、どんな状況でも、人々は何らかのビジネスをしている。ならば、ビジネスの仕組みで社会課題を解決できないか——その問いへの答えを求めて、英国国立ウェールズ大学のMBAプログラムに進みました。

経営戦略・管理会計・マーケティング・組織論。これらを学ぶ中で、私はPCMと経営の間に深い共通点があることに気づきました。どちらも「問題を構造化し、目標を設定し、資源を配分し、結果を測定する」という本質は同じです。

「PCMは、経営にも使える。」

その確信がここで生まれました。

副社長として経営の現場へ

MBA取得後、ミャンマーのスタートアップ企業の副社長に就任しました。

社会的企業として立ち上がったばかりの組織で、経営者として事業運営の実務に携わる経験は、私にとって大きな転換点となりました。計画を立てることと、実際に経営することの間にある「壁」を、身をもって理解したのです。多くの経営者が、頭の中にビジョンはあるのに、それを論理的な計画に落とし込めずに悩んでいる。そのことが、経営者の立場になって初めて実感できました。

帰国、そして日本の中小企業との出会い

2021年、ミャンマーの軍事クーデターを機に帰国しました。

日本に戻った私が目にしたのは、新事業への意欲はあるのに「何から始めればいいか分からない」と悩む中小企業経営者の姿でした。「新事業のアイデアはある。でも計画書にできない。」 「経営革新計画を作りたいが、書き方が分からない。」 「計画書を作ったが、承認後に実行できていない。」これらの悩みは、かつてミャンマーの農村で向き合った問題と、本質的に同じでした。

「誰のどんな問題を・何によって・どう解決するか」を論理的に整理できていない。

その整理を手伝うことこそ、私が12年間やってきたことでした。

PCMを日本の中小企業へ

国際開発の世界で生まれたPCMは、今まで日本の一般企業にはほとんど知られていません。

しかし私は確信しています。新事業の立案・経営革新計画の策定・事業承継のビジョン策定——これらすべての場面で、PCMのアプローチは力を発揮します。「なんとなく新事業をやりたい」を「承認される計画書」に変える。 「計画を作って終わり」ではなく「実行できる計画」を一緒に作る。国際開発の現場で磨いてきたPCMファシリテーションの技術を、日本の中小企業経営者のために使うこと。それが今の私の使命です。

兵庫県芦屋市を拠点に、一社でも多くの経営者の「新しい一歩」を支援するために、山村PCMコンサルティングは動き続けます。

提供価値・強み

【提供価値】
経営者の頭の中にある「なんとなく新事業をやりたい」を論理的に構造化し、都道府県知事が承認する経営革新計画に仕上げます。

【強み①】PCM実務12年
国際開発の現場で100村以上のワークショップをファシリテートしてきた実践経験

【強み②】MBA×経営経験
ウェールズ大学MBAと副社長経験による経営者目線でのサポート

【強み③】ワークショップ形式
「書いてもらう」ではなく「一緒に考える」スタイルで承認後も実行できる計画を作る

信念・スタンス

「作って終わり」の計画書は作りません。

経営者が自分の言葉で語れる計画を、一緒に作ります。