ある有名なダイレクトレスポンシブマーケティングの会社が
過去に取引があったけれど、しばらく取引をしていない顧客向けに
ブーメランと金券を組み合わせたダイレクトメールを送りました。
なぜ、こんなものを送ったのでしょう?
それは、、、
「最近お店に来ていただけていないので、ブーメランのように
戻ってきてほしいという願いを込めて送ります」
という理由で送りました。
なんというか、かなりフックの効いた説明ですよね。
この施策のキモは、
このメッセージを伝えるところではなく、
封筒に「何かが入っている」状態を作っていることで、
受け取った瞬間に「何?」と思わせることにあります。
ダイレクトメールが読まれない理由として、
見られない、信じない、行動しない、の3つがあり、
このうち、「見られない」を突破するための方法として、
ブーメランを入れているのです。
加えて、フックの効いたメッセージを添えることで、
印象的なメッセージを読者の心に残すことができるのです。
あるアパレルショップは、
このブーメランと金券を組み合わせたプロモーションをしたことで、
前年比156%の売上増を達成。
ダイレクトメール36通から52万円の売上が上がりました。
ちなみに、金券を付けることにも意味があり、
受け取った顧客は「自分に対して特別な気遣いがされている」
と感じ、再度来店する可能性が高くすることができるのです。
このように、
読み手の注意を惹き、開封させる方法で成功したものは、
海外の事例もありますが
封筒にコイン(現金)を入れたり、
ボールペン入れたり、おもちゃを入れたりしたものです。
(現金は日本では原則入れてはいけないことになっています)
もし、あなたが最近、昔の顧客からの反応が鈍くなっていたり、
メールや通常のクーポンではなかなか響かない。そんな時、
どうすれば以前の活気を取り戻せるのかを考えているなら、
このようなフックの効いたメッセージを添えて、
ブーメランを入れて送ってみてはどうでしょうか?
休眠客が戻ってくるかもしれませんよ。